
診療メニューについて
About
to clinic shibuyaでは、外見を美しく整えるだけでなく、皮膚を身体の重要な臓器として捉え、肌そのものの健やかさと本質的な美しさを育むサポートをいたします。
イソトレチノインとは
イソトレチノインは、重症のニキビや繰り返す酒さの赤みや炎症、目立つ毛穴に対して処方される飲み薬です。ビタミンAの一種で、皮脂の分泌を抑え、毛穴の詰まりを防ぎ、さらに炎症を抑える働きがあります。
従来の塗り薬による治療とは異なり、イソトレチノインは体の内側から肌トラブルの原因に働きかけます。そのため、繰り返し発生するニキビや、長年悩まされている酒さの炎症、開いた毛穴に効果的です。治療期間は通常4〜6ヶ月程度で、多くの患者様が目に見える改善を実感されています。
ただし、イソトレチノインは医師の厳密な管理のもとで使用する必要がある薬剤です。治療開始前には詳しい検査を行い、治療中も定期的な経過観察が必要になります。副作用の可能性があるため、医師との綿密なカウンセリングのもとで治療を進めていきます。
また、日本では現状、厚生労働省の承認はおりていないため、保険適用外の自費診療となっています。
当クリニックでは、医師が患者様お一人ひとりの症状をしっかり確認し、最適な期間の処方を行います。治療期間中も血液検査を行いながら、副作用の問題がないか確認するなど、安全に治療をお受けいただける体制を整えております。
長年続くニキビや繰り返す酒さの赤み、目立つ毛穴でお悩みの方は、ぜひ一度ご相談ください。
イソトレチノインはこんな方におすすめです
重症・難治性ニキビにお悩みの方
繰り返すニキビでお困りの方
酒さの症状がある方
毛穴の開きや黒ずみが目立つ方
ニキビ跡の予防をしたい方
根本的な肌質改善を希望される方
イソトレチノインの効果
Effects
1.皮脂の分泌抑制効果
イソトレチノインは皮脂腺に直接働きかけ、皮脂分泌を根本から抑制します。この作用により、ニキビの原因となる毛穴の詰まりを防ぎ、酒さの炎症悪化要因を軽減します。また、皮脂分泌量の減少に伴い、拡大した毛穴が徐々に引き締まり、肌表面がなめらかになります。治療開始から2〜4週間で皮脂量の減少を実感できる方が多く、長期的な肌質改善が期待できます。
2.角化抑制・正常化作用
毛穴周囲の角質細胞の異常な増殖を抑制し、正常なターンオーバーを促進します。この効果により、毛穴に詰まった角栓や老廃物が排出されやすくなり、ニキビの形成を防ぎます。酒さにおいても、肌表面の角質層が正常化することで炎症の軽減につながります。毛穴の開きに対しては、角質の蓄積による毛穴の拡大を改善し、キメの整った肌へと導きます。継続治療により、根本的な肌質改善が実現できます。
3.抗炎症作用
イソトレチノインは強力な抗炎症効果を持ち、炎症性ニキビの赤みや腫れを効果的に抑制します。酒さの特徴的な症状である持続的な赤みや炎症性丘疹(きゅうしん)・膿疱に対しても優れた改善効果を示します。この抗炎症作用により、毛穴周囲の炎症も軽減され、毛穴の開きの改善にも寄与します。従来の抗炎症治療で効果が不十分だった難治性の炎症症状に対しても、根本的な改善が期待できる治療選択肢として注目されています。
イソトレチノイン治療ができない方
- 妊娠中の方、妊活中の方、妊娠の可能性がある方、授乳中の方
妊娠中の服用は胎児に重大な影響を与える可能性があるため、絶対に服用できません。治療中は確実な避妊が必要で、治療終了後も一定期間は妊娠を避ける必要があります。 - 重度の肝機能障害がある方
イソトレチノインは肝臓で代謝される薬剤のため、肝機能に異常がある方は服用できない場合があります。治療前の肝機能検査で判断します。 - 中性脂肪やコレステロールが高い方
イソトレチノインは血中の脂質値に影響を与える可能性があるため、既に高脂血症の方は注意が必要です。定期的な血液検査による経過観察が必要となります。 - 重度のうつ病や精神疾患がある方
メンタルヘルスに影響を与える可能性があるため、重度の精神疾患がある方は主治医との慎重な相談が必要です。 - 18歳未満の方
成長期への影響を考慮し、慎重な判断が必要です。症状が重度の場合のみ、医師の判断のもと処方される場合があります。 - 医療機関で処方された薬やサプリメントを内服中の方
抗てんかん薬、ステロイド薬、ビタミンAや各種サプリメントなどを内服中の方は併用は不可となります。
これらの条件に該当する方は、医師と相談の上、他の治療法を検討する必要があります。なお、症状によっては、その他の治療方法でも改善できるケースもあります。当クリニックはイソトレチノインの内服以外にも、様々なニキビ治療方法をご案内することが可能です。ニキビ治療でお悩みの方は、まずは一度ご相談ください。
イソトレチノインの服用方法
飲むタイミング
イソトレチノインの服用方法は、医師の指示に従うことが最も重要です。一般的には1日1回食事と一緒に、または食後に服用いただきます。なお、内服を忘れた場合にまとめて飲むことは避けてください。イソトレチノインは脂に溶けやすい性質のため、食事中・食後に飲むことで吸収されやすくなります。
服用量
服用量は体重に基づいて医師が決定し、通常は体重1kgあたり0.3〜1.0mgの範囲で設定されます。初めは少量から開始し、徐々に増量していくケースが多いです。乾燥が強い場合は隔日で服用いただく場合もあります。
服用期間
治療期間は通常4〜6ヶ月間で、この間に目標となる積算投与量(体重1kgあたり120〜150mg)に達することを目指します。この累積投与量に達することで、治療後の再発率を低下させる効果が期待できます。
服用時の注意点
服用に際しての注意点として、アルコールの摂取は控えめにする必要があります。また、サプリメントとの併用は避けるべきです。治療中は必ず定期的な血液検査を受け、肝機能や血中脂質に問題がないか確認します。
服用中および服用後一定期間は、確実な避妊方法を実施する必要があります。また、肌の乾燥対策として、保湿ケアを十分に行うことも大切です。何か気になる症状がある場合は、自己判断で用量を調整せず、必ず医師に相談してください。
副作用とリスク
- 催奇形性:妊娠中服用により胎児奇形のリスク(女性は服用前1ヶ月・服用中・服用後6ヶ月の避妊必須)
- 皮膚・粘膜の乾燥(唇の乾燥は全患者に発生)
- ドライアイ・鼻血
- 肝機能障害・膵炎・脂質異常症
- 頭痛・めまい・吐き気
必要な管理
定期的な血液検査による肝機能・脂質値の監視が必須です。
15歳未満、重度肝機能障害のある方は服用できません。医師の厳格な管理下での使用が重要です。
治療の流れ
Flow
1.血液検査
安全に治療を進めるために、事前に血液検査を受けていただきます。
イソトレチノイン治療は保険適用外のため、検査費用も自費診療価格となります。
2.診察
事前にご回答いただいたWEB問診に基づき、医師による診察を行います。
お肌の状態やお悩みなどについて詳しくヒアリングを行い、最適な治療プランを立てます。
3.治療開始
血液検査の結果に問題がなければイソトレチノイン治療を開始します。
服用方法や注意点について医師が詳しく説明の上、処方します。
服用開始当日は安静にし、体調不良などの異変を感じた場合は、すぐにクリニックにご連絡ください。
4.再診・フォローアップ
1ヶ月以内に再来院いただき、血液検査を受けていただきます。
症状の改善状況や副作用についておうかがいし、治療継続可否について検討します。
問題なければ治療を継続いただき、以後は3ヶ月に1回程度で定期検診に来院いただき、医師の診察と血液検査をお受けいただきます。
治療後
通常の服用期間は個人差もありますが、1クール4~6ヶ月で終了します。1クールで改善しなかった場合は、数ヶ月休薬期間をおいて再開します。
イソトレチノイン治療では、皮脂分泌抑制に伴う皮膚・粘膜の乾燥が最も一般的な副作用です。
具体的には唇の乾燥、皮膚のかさつき、鼻の中の乾燥などが起こります。また、まれに肝機能値の変動、血中脂質の上昇、うつ症状などが報告されています。光の感受性が高まるため、治療中・治療開始後1ヶ月はレーザー・光治療はお受けいただけません。日焼けも避けてください。また、妊娠・授乳・献血もできません。
当院では定期的な血液検査で安全性を確認し、適切な保湿ケアの指導も行っております。ご不安な方はお気軽にご相談ください。
治療料金
Price
10mg 30錠 | 13,200円 |
20mg 30錠 | 16,500円 |
よくある質問
Q&A
- 治療効果はどのくらいで実感できますか?
-
治療効果は個人差がありますが、多くの方は2~3ヶ月で明らかな改善を実感し始めます。治療開始後2週間~1ヶ月程度で皮脂分泌の減少を実感し始め、2〜3ヶ月頃からニキビや酒さの改善、毛穴の引き締まりなどの効果を感じる方が多くいらっしゃいます。ただし、完全な効果を得るためには4~6ヶ月の継続的な治療が必要です。
- 治療中の注意点はありますか?
-
治療中は必ず定期的な通院と血液検査が必要です。また、肌が乾燥しやすくなるため、保湿ケアが重要になります。日光に対する肌の敏感性が増すため、日焼け対策も欠かせません。飲酒は肝臓への負担を考慮して控えめにする必要があります。また、女性の場合は必ず確実な避妊を行う必要があります。
- 治療が終わった後、ニキビは再発しませんか?
-
イソトレチノインによる治療は、多くの場合で長期的な効果が期待できます。治療終了後も、約7割の患者さんで良好な状態が維持されると報告されています。ただし、積算投与量によって再発する可能性もあるため、治療終了後も適切なスキンケアの継続が推奨されます。
- 副作用はどのようなものがありますか?
-
最も一般的な副作用は、唇や肌の乾燥です。これは適切な保湿ケアで対応可能です。その他、目の乾燥、かゆみ、頭痛などが報告されています。まれに、血液検査値の異常や気分の変化などが見られることもあります。そのため、定期的な検査と経過観察が重要で、気になる症状があれば速やかに担当医に相談することが大切です。
- 治療費はどのくらいかかりますか?
-
治療費は症状の程度や治療期間によって異なります。薬剤費、定期的な診察料、血液検査料などが必要となります。具体的な費用については、治療開始前に、予想される総費用についてお話できればと思います。
to clinic shibuyaの特徴
Features

1.豊富な経験と専門知識
長年の美容外来で培ったお肌の悩み・美容医療の専門性。最新の医学研究に基づいた施術の提供。

2.プライバシーへの配慮
完全個室での診療。

3.アクセスの良さ
渋谷駅直結の好立地。仕事帰りにも立ち寄りやすい診療時間。

4.トータルケアの提供
最先端の美容機器の導入による、患者さま一人ひとりにあった施術のご提案
自費診療に加え、内科、皮膚科なども標榜し、多角的なアプローチが可能
当クリニックでは、イソトレチノインだけでなく、様々なお肌の悩みを改善する治療方法をご提供しています。
「肌質を改善したい」
「美肌に憧れる」
「より美しい素肌を目指したい」
こんな悩みをお持ちのあなたに向けて、経験豊富な医師が悩みをじっくりお聞きし、最適な選択肢をご提案します。
不安や疑問がある方は、ぜひ一度ご相談ください。ご予約は24時間LINEにて受け付けています。