
診療メニューについて
About
to clinic shibuyaでは、外見を美しく整えるだけでなく、皮膚を身体の重要な臓器として捉え、肌そのものの健やかさと本質的な美しさを育むサポートをいたします。
美容内服薬とは
美容内服薬は、医師の診断に基づいて処方される医薬品で、肌の悩みを体の内側から改善することを目的とした治療法です。服用することで有効成分が血流を通じて全身の皮膚細胞に届き、外用薬では到達しにくい肌の深層部まで作用します。特に、重症・難治性ニキビ、繰り返す酒さの炎症、目立つ毛穴の開きなど、従来の治療では改善が困難とされていた症状に対して、根本的な改善効果が期待できる治療選択肢として、多くの患者様から支持されています。
美容内服薬とサプリメントの違い
美容内服薬は医師の診断に基づいて処方される「医薬品」であり、サプリメントは健康補助を目的とした「栄養補助食品」です。最も大きな違いは有効成分の含有量で、美容内服薬は高濃度・高用量の有効成分が配合されており、厚生労働省によって効果・効能が認められています。一方、サプリメントは安全性を考慮して成分量が抑えられており、主に栄養補給や健康維持が目的です。そのため、美容内服薬はより確実で早い効果の実感が期待でき、根本的な肌トラブル改善を目指す方に適しています。
美容内服薬はこのような方にお勧めです
外用薬や市販薬では効果が実感できなかった方
繰り返し発生する肌トラブルにお悩みの方
体の内側から根本的な肌質改善を希望される方
複数の肌悩みを同時に改善したい方
ダウンタイムの少ない治療をお求めの方
継続しやすい美肌治療をお探しの方
美容内服薬の特長
Features
体の内側からアプローチできる
美容内服薬の最も大きな特長は、体の内側から肌トラブルの根本原因に働きかけることです。服用された有効成分は消化管から吸収され、血流に乗って全身の皮膚細胞へと運ばれます。これにより、外用薬では到達しにくい肌の深層部まで作用することが可能です。表皮の基底層にあるメラノサイトや、肌のハリ・弾力を司る真皮層のコラーゲン線維にまで届き、肌全体の細胞レベルでの活性化が期待できます。日々のスキンケアでは改善しにくい、根深い肌トラブルに対して本質的なアプローチができるのが大きなメリットです。
幅広い肌の悩みに対応できる
美容内服薬には様々な種類があり、それぞれ異なる有効成分が配合されているため、多くの肌悩みに対応することができます。シミ・そばかすの改善には美白効果のある成分、ニキビには抗炎症作用や皮脂分泌を抑制する成分、肌のハリ不足にはコラーゲン生成を促進する成分など、症状に合わせた選択が可能です。また、これらの薬剤を個々の肌状態や悩みに合わせて組み合わせることで、複数の悩みに同時にアプローチしたり、相乗効果を狙ったりすることもできます。一つの治療法で総合的な美肌効果が期待できる点が魅力です。
肌への負担が少ない
美容内服薬は服用するだけなので、肌表面への直接的な刺激や負担がほとんどありません。レーザー治療やケミカルピーリングなどの施術では、赤み、腫れ、かさぶたなどのダウンタイムを伴うことがありますが、美容内服薬にはそのような心配がありません。肌がデリケートで外用薬による刺激を感じやすい方、ダウンタイムを取ることが難しい方、痛みを避けたい方にも安心して始めやすい治療法です。日常生活に支障をきたすことなく、無理なく継続的な美肌ケアを行うことができるため、忙しい方にも適している治療選択肢といえます。
当院で取り扱いのある内服薬について
Medicine
イソトレチノイン
イソトレチノインは、重症のニキビや繰り返す酒さの赤みや炎症、目立つ毛穴に対して処方される飲み薬です。ビタミンAの一種で、皮脂の分泌を抑え、毛穴の詰まりを防ぎ、さらに炎症を抑える働きがあります。
従来の塗り薬による治療とは異なり、イソトレチノインは体の内側から肌トラブルの原因に働きかけます。そのため、繰り返し発生するニキビや、長年悩まされている酒さの炎症、開いた毛穴に効果的です。治療期間は通常4〜6ヶ月程度で、多くの患者様が目に見える改善を実感されています。
ただし、イソトレチノインは医師の厳密な管理のもとで使用する必要がある薬剤です。治療開始前には詳しい検査を行い、治療中も定期的な経過観察が必要になります。副作用の可能性があるため、医師との綿密なカウンセリングのもとで治療を進めていきます。また、日本では現状、厚生労働省の承認はおりていないため、保険適用外の自費診療となっています。
このような方にお勧めです
- 重症・難治性ニキビにお悩みの方
- 繰り返すニキビでお困りの方
- 酒さの症状がある方
- 毛穴の開きや黒ずみが目立つ方
- ニキビ跡の予防をしたい方
- 根本的な肌質改善を希望される方
効果・メカニズム
皮脂の分泌抑制効果
イソトレチノインは皮脂腺に直接働きかけ、皮脂分泌を根本から抑制します。この作用により、ニキビの原因となる毛穴の詰まりを防ぎ、酒さの炎症悪化要因を軽減します。また、皮脂分泌量の減少に伴い、拡大した毛穴が徐々に引き締まり、肌表面がなめらかになります。治療開始から2〜4週間で皮脂量の減少を実感できる方が多く、長期的な肌質改善が期待できます。
角化抑制・正常化作用
毛穴周囲の角質細胞の異常な増殖を抑制し、正常なターンオーバーを促進します。この効果により、毛穴に詰まった角栓や老廃物が排出されやすくなり、ニキビの形成を防ぎます。酒さにおいても、肌表面の角質層が正常化することで炎症の軽減につながります。毛穴の開きに対しては、角質の蓄積による毛穴の拡大を改善し、キメの整った肌へと導きます。
抗炎症作用
イソトレチノインは強力な抗炎症効果を持ち、炎症性ニキビの赤みや腫れを効果的に抑制します。酒さの特徴的な症状である持続的な赤みや炎症性丘疹・膿疱に対しても優れた改善効果を示します。この抗炎症作用により、毛穴周囲の炎症も軽減され、毛穴の開きの改善にも寄与します。
イソトレチノインの服用方法
イソトレチノインは医師の指示に従い、1日1〜2回食事と一緒に服用します。服用量は体重1kgあたり0.3〜1.0mgで医師が決定し、少量から開始して徐々に増量するのが一般的です。治療期間は通常4〜6ヶ月間で、積算投与量(体重1kgあたり120〜150mg)に達することで再発率を低下させます。
なお、治療中はアルコールを控え、サプリメントとの併用を避け、定期的な血液検査が必要です。確実な避妊と十分な保湿ケアも重要です。主な副作用は皮膚・粘膜の乾燥、肝機能障害、脂質異常症などがあります。気になる症状があれば自己判断せず、必ず医師に相談してください。
禁忌事項
妊娠中の方、妊娠の可能性がある方、授乳中の方は、胎児に重大な影響を与える可能性があるため絶対に服用できません。治療中は確実な避妊が必要で、治療終了後も一定期間は妊娠を避ける必要があります。重度の肝機能障害がある方、中性脂肪やコレステロールが高い方、重度のうつ病や精神疾患がある方も服用できない場合があります。また、18歳未満の方は成長期への影響を考慮し、慎重な判断が必要です。
副作用とリスクについて
服用に際して、アルコールの摂取は控えめにし、サプリメントとの併用は避ける必要があります。治療中は必ず定期的な血液検査を受け、肝機能や血中脂質に問題がないか確認します。服用中および服用後一定期間は、確実な避妊方法を実施する必要があります。
主な副作用として、催奇形性、皮膚・粘膜の乾燥(唇の乾燥は全患者に発生)、ドライアイ・鼻血、肝機能障害・膵炎・脂質異常症、頭痛・めまい・吐き気などが報告されています。定期的な血液検査による肝機能・脂質値の監視が必須です。何か気になる症状がある場合は、自己判断で用量を調整せず、必ず医師に相談してください。
治療の流れ
Flow
1.診察・血液検査
事前にご回答いただいたWEB問診に基づき、医師による診察を行います。
お肌の状態やお悩みなどについて詳しくヒアリングを行い、最適な治療プランを立てます。
なお、安全に治療を進めるために、事前に血液検査を受けていただきます。
イソトレチノイン治療は保険適用外のため、検査費用も自費診療価格となります。
2.治療開始
血液検査の結果に問題がなければイソトレチノイン治療を開始します。
服用方法や注意点について医師が詳しく説明の上、処方します。
服用開始当日は安静にし、体調不良などの異変を感じた場合は、すぐにクリニックにご連絡ください。
3.再診・フォローアップ
1ヶ月以内に再来院いただき、血液検査を受けていただきます。
症状の改善状況や副作用についておうかがいし、治療継続可否について検討します。
問題なければ治療を継続いただき、以後は3ヶ月に1回程度で定期検診に来院いただき、医師の診察と血液検査をお受けいただきます。
治療後
通常の服用期間は個人差もありますが、1クール4~6ヶ月で終了します。1クールで改善しなかった場合は、数ヶ月休薬期間をおいて再開します。
イソトレチノイン治療では、皮脂分泌抑制に伴う皮膚・粘膜の乾燥が最も一般的な副作用です。
具体的には唇の乾燥、皮膚のかさつき、鼻の中の乾燥などが起こります。また、まれに肝機能値の変動、血中脂質の上昇、うつ症状などが報告されています。光の感受性が高まるため、治療中・治療開始後1ヶ月はレーザー・光治療はお受けいただけません。日焼けも避けてください。また、妊娠・授乳・献血もできません。当院では定期的な血液検査で安全性を確認し、適切な保湿ケアの指導も行っております。ご不安な方はお気軽にご相談ください。
料金
Price
イソトレチノイン 10mg 30錠 | 13,200円 |
イソトレチノイン 20mg 30錠 | 16,500円 |
よくある質問
Q&A
- 効果はいつから期待できますか?
-
個人差がありますが、多くの方は服用開始から2〜3ヶ月で効果を実感し始めます。肌のターンオーバーに合わせて徐々に変化が現れるため、継続的な服用が重要です。
- 美容内服薬は保険適用されますか?
-
美容目的の場合は保険適用外となり、自費診療となります。
- 市販のサプリメントとの違いは何ですか?
-
美容内服薬は医師が処方する医薬品で、有効成分が高濃度で配合されており効果・効能が認められています。サプリメントより確実で早い効果が期待できます。
- 他の薬やサプリメントと併用できますか?
-
併用する薬剤によっては相互作用の可能性があります。現在服用中の薬やサプリメントは必ず医師にお伝えください。安全な治療のため重要です。
- 治療中に注意すべきことはありますか?
-
定期的な通院が重要です。また、日焼け対策や適切なスキンケアを心がけてください。薬剤によっては血液検査などの定期的な検査が必要な場合もあります。
- どのくらいの期間服用する必要がありますか?
-
症状や薬剤の種類によって異なりますが、一般的には数ヶ月から半年程度の継続服用が推奨されます。医師と相談しながら適切な期間を決定します。
- すべての人が服用できますか?
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妊娠中・授乳中の方、特定の疾患をお持ちの方は服用できない場合があります。事前のカウンセリングで医師が詳しく確認し、安全性を判断いたします。
to clinic shibuyaの特徴
Features

1.豊富な経験と専門知識
長年の美容外来で培ったお肌の悩み・美容医療の専門性。最新の医学研究に基づいた施術の提供。

2.プライバシーへの配慮
完全個室での診療。

3.アクセスの良さ
渋谷駅直結の好立地。仕事帰りにも立ち寄りやすい診療時間。

4.トータルケアの提供
最先端の美容機器の導入による、患者さま一人ひとりにあった施術のご提案
自費診療に加え、内科、皮膚科なども標榜し、多角的なアプローチが可能
当クリニックでは、美容内服薬だけでなく、様々なお肌の悩みを改善する治療方法をご提供しています。
「肌質を改善したい」
「美肌に憧れる」
「より美しい素肌を目指したい」
こんな悩みをお持ちのあなたに向けて、経験豊富な医師が悩みをじっくりお聞きし、最適な選択肢をご提案します。
不安や疑問がある方は、ぜひ一度ご相談ください。ご予約は24時間LINEにて受け付けています。